ヒナミミズ(ヒナフトミミズ)

 フトミミズ科 > アズマフトミミズ属 > ヒナミミズ Amynthas micronarius (Goto & Hatai, 1898)

Perichaeta micronaria Goto & Hatai, 1898: 74.

Pheretima micronaria Michaelsen, 1900: 316; 畑井, 1931: 191; Ohfuchi, 1937b: 50; 大淵, 1938b: 178, 1939: 402; 小林, 1941c: 260, 1941e: 459, 1941g: 513; 小川, 1944: 80; 大淵・山口, 1947: 1364; Adachi, 1955: 555; Yamaguchi, 1962: 8; 山口, 1962: 22; 安立・大野, 1964: 403; 加藤, 1972: 555; 上平, 1973a: 56, 1973b: 47, 2001b: 75, 2002a: 18, 2002b: 28, 2003b: 84, 2003c: 96, 2003e: 46, 2004a: 82, 2004b: 94, 2004c: 24, 2006: 40, 2007: 19, 2008: 32, 2010: 38, 2011: 60, 2012: 43, 2013: 43, 2014a: 29, 2014b: 39, 2015a: 41, 2015b: 51, 2016a: 13; 大野, 1981a: 93; Ishizuka, 1999a: 62; 石塚, 2005: 512; 南谷ら, 2015: 85.

Pheretima micronalia [sic] Oishi, 1953: 48.

Amynthas micronarius Sims & Easton, 1972: 235; Easton, 1981: 54; Blakemore, 2003: 21, 2008d: 67, 2012b: 18, 2013: 31; 上平, 2017a: 59, 2017b: 69, 2020a: 2, 2020b: 12; 南谷, 2017: 15.

Pheretima micronarius [sic] 中村, 1998: 26.

Amynthas micronariata 上平, 2016b: 21.

タイプ標本

基産地:東京都

タイプ標本所在地:不明

形態

<外部形態>

 体長 60-139 mm (60-120 [石塚, 2005]、60-139 [加藤, 1972], 66-119 で平均 82 [Ohfuchi, 1937b])、体幅 2.5-4.0 mm (2.5-4.0 [石塚, 2005]、2.5-4.0 で平均 3.0 [Ohfuchi, 1937b])、体節数 60-110 (60-110 [石塚, 2005]、61-106 で平均 95 [Ohfuchi, 1937b])。

 体色は明桃灰色 (Ohfuchi, 1937b)。背行血管や摂護腺が表皮を透けて見える (Ohfuchi, 1937b; 加藤, 1972)。

 剛毛は、第 7 体節で 26-39 本で平均 33 本、第 20 体節で 33-51 本で平均 39 本 (Ohfuchi, 1937b)。なお、原記載では受精嚢孔域は 28-32 本、より後方では約 35 本としている。雄性孔間剛毛は 7-9 本 (Ohfuchi, 1937b)、もしくは 6-9 本 (山口, 1962)。第一背孔は第 11/12 体節間溝。

 環帯は第 14-16 体節を占め、剛毛を欠く。受精嚢孔は 4 対で、第 5/6/7/8/9 体節間溝にあり、直径 0.3 mm ほどの円形で少し突出する (Ohfuchi, 1937b)。受精嚢孔域の性徴を欠く。雄性孔は第 18 体節にあり、直径 0.4 mm で大きく、円形突起上に開口し、縁は表皮からやや盛り上がる。第 18 体節および第 19 体節の雄性孔よりも内側の、体節間溝に近接してそれぞれ左右 1 対の性徴が存在する。性徴の大きさは 0.8 x 0.5 mm で楕円形 (Ohfuchi, 1937b; 大淵, 1939)。

 

<内部形態>

 隔膜は 5/6/7/8、10/11/12/13 は厚い。腸管は第 15 体節から開始する。腸盲嚢は単純状型で、第 27 体節に存在し、5-6 体節分前方へ伸びる。なお、タイプ標本では 2 体節分であった (Ohfuchi, 1937b)。最終心臓は第13体節。

 受精嚢は 4 対で、第 6−9 体節に存在する。受精囊の主嚢は平たく、長さ 1.3 mm、幅 1 mm、導管は長さ 0.6 mm (Ohfuchi, 1937b)。通常、受精囊の副嚢を欠く (Ohfuchi, 1937b)。タイプ標本では、第 8 体節の受精嚢 1 対にのみ小さな副嚢を持っていた。なお、山口 (1962) は受精囊の副嚢を欠くものがある、と述べている。卵嚢を欠く。卵巣は第 13-14 体節に、精巣は第 10-11 体節に存在する。貯精嚢は第 11-12 体節に存在するが比較的小さい。摂護腺は第 17-20 体節 (Goto & Hatai, 1898) または第 16-20 体節 (Ohfuchi, 1937b) に達する。

分布

 北海道南部から本州、佐渡、四国、九州、五島列島に広く分布する。

 

 栃木県では、低地丘陵帯〜亜高山帯に広く分布する (加藤, 1972)。

 

 国外では、韓国 (Blakemore, 2013) に分布する。

図:これまでに出版された文献に基づく、ヒナフトミミズの分布確認地点


生息環境

 富山県では、丘陵地にのみ出現した (上平, 2014a)。

 

 ヒトツモンミミズやフトスジミミズが前年まで生息し、それらが急減してしまったような比較的痩せた土地に生息する傾向がある (加藤, 1972)。また、ソメイヨシノやウメ、ニセアカシアなどの落葉下に散在して生活することもある (加藤, 1972)。

 

 通常、人家の近くで発見される (Ohfuchi, 1937b)。ゴミ溜めの下などに普通に見いだされる (畑井, 1931)。

生態

 ピンピンと跳ね回り (畑井, 1931)、動きはとても活発で滑らか (Ohfuchi, 1937b)。

 

 5 月には成熟した個体が発見されるため、越冬していると考えられる (Ohfuchi, 1937b)。なお、Oishi (1953) は 1 年性のグループとして、フトスジミミズやヒトツモンミミズと同じ生活史であると指摘し、仙台では 4 月末までに、北海道では 5 月中旬に孵化するとしている (Oishi, 1953)。

備考

 畑井 (1931) は和名としてヒナミミズ (雛ミミズ) を提唱し、その後この名称を用いるものと (大淵・山口, 1947)、ヒナフトミミズを用いるもの (山口, 1962; 石塚, 2001; 石塚・皆越, 2014) に分かれている。

 

 Michaelsen (1899) は疑問符付きで、Beddard (1900a) は疑問符なしで本種をセナグロミミズのシノニムとしたが、Michaelsen (1900) は再び本種を独立種として扱っている。さらに、日本全国から得られた 46 個体を用いて再検討を行った Ohfuchi (1937b) もMichaelsen (1900) の見解を支持している。

 

 シマフトミミズは、Easton (1981) は疑問符付きで、Blakemore (2003) は括弧と疑問符付きで本種のシノニムとした。その後、Blakemore (####) はオオフトミミズのシノニムとしたが、現在では独立種とされている。体サイズや雄性孔の形態、性徴の形態が全く異なるため、独立種であると考えられる。

 

 ヤミゾヤマミミズは、Easton (1981) や Blakemore (2012b) によって疑問符付きで、Blakemore (2003, 2008d) によって括弧と疑問符付きで本種のシノニムとしている。性徴や雄性孔の形態が異なること、受精囊の副嚢を持つことから、独立種であると考えられる。

 

 イリオモテミミズは、Easton (1981) によって疑問符付きで、Blakemore (2003) によって括弧と疑問符付きで、Blakemore (2008d, 2012b) によって括弧や疑問符なしに本種のシノニムとされた。本種との識別点は受精囊に副嚢を持つこと程度であるが、本種も本来は副嚢を持っていたものの、現在では退化して確認されていないと考えられる。このため、本種の副嚢を持つ個体が採集された場合には、これら 2 種の差は種内変異におさまってしまう。イリオモテミミズのタイプ標本は紛失してしまっていると考えられているため、基産地である西表島で採集を試み、新たな標本を用いて分子系統学的手法を含む再検討が必要である (南谷, 私見)。もちろん、本種の種内変異の検討も同様に必要である (南谷, 私見)。それまでは、別種として見なしておきたい。

シノニムリスト

Perichaeta micronaria Goto & Hatai, 1898: 74.

Pheretima micronaria Michaelsen, 1900: 316.

Pheretima micronaria 畑井, 1931: 191 ヒナミミズ (新称). [同定形質のみ]

Pheretima micronaria Ohfuchi, 1937b: 50. [形態記載]

Pheretima micronaria 大淵, 1938b: 178. [記述のみ]

Pheretima micronaria 大淵, 1939: 402. [記述のみ]

Pheretima micronaria 小林, 1941c: 260. [記述のみ]

Pheretima micronaria 小林, 1941e: 459. [記述のみ]

Pheretima micronaria 小林, 1941g: 513. [記述のみ]

Pheretima micronaria 小川, 1944: 80 雛ミミズ. [記述のみ]

Pheretima micronaria 大淵・山口, 1947: 1364 ヒナミミズ. [同定形質のみ]

Pheretima micronalia [sic] Oishi, 1953: 48. [記述のみ]

Pheretima micronaria Adachi, 1955: 555. [記述のみ]

Pheretima micronaria Yamaguchi, 1962: 8. [形態記載]

Pheretima micronaria 山口, 1962: 22 ヒナフトミミズ. [形態記載]

Pheretima micronaria 安立・大野, 1964: 403.

Pheretima micronaria 加藤, 1972: 555 ヒナミミズ. [同定形質のみ] (Apr 25, 1972)

Amynthas micronarius Sims & Easton, 1972: 235. [記述のみ] (Sep ?, 1972)

Pheretima micronaria 上平, 1973a: 56 ヒナフトミミズ. [同定形質のみ] (?, 1973)

Pheretima micronaria 上平, 1973b: 47 . [記述のみ]

Amynthas micronarius Easton, 1981: 54 (syn. ? shimaensis, ? yamizoyamensis, ? obtusa). [同定形質のみ] (Apr 30, 1981)

Pheretima micronaria 大野, 1981a: 93. [記述のみ] (Mar, 1981)

Pheretima micronarius [sic] 中村, 1998: 26 ヒナミミズ. [記述のみ]

Pheretima micronaria Ishizuka, 1999a: 62.

Pheretima micronaria 上平, 2001b: 75. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2002a: 18. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2002b: 28. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2003b: 84. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2003c: 96. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2003e: 46. [記述のみ]

Amynthas micronarius Blakemore, 2003: 21 (syn. ? [shimaensis], ? [yamizoyamensis], ? [obtusa]). [同定形質のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2004a: 82. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2004b: 94. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2004c: 24. [記述のみ]

Pheretima micronaria 石塚, 2005: 512. [同定形質のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2006: 40. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2007: 19. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2008: 32. [記述のみ]

Amynthas micronarius Blakemore, 2008d: 67 (syn. ? [yamizoyamensis], obtusa, ? hypogaea syn. nov., ? edoensis syn. nov., hinoharensis). [同定形質のみ] (Dec ?, 2008)

Pheretima micronaria 上平, 2010: 38. [記述のみ]

Pheretima micronaria上平, 2011: 60. [記述のみ]

Amynthas micronarius Blakemore, 2012b: 18 (syn. ? yamizoyamensis, obtusa, hinoharensis, ? hypogaea, ? edoensis, ? montanus [Qiu & Sun, 2012, non Kinberg, 1867]) [記述のみ] (Feb 28, 2012)

Pheretima micronaria 上平, 2012: 43. [記述のみ]

Amynthas micronarius Blakemore, 2013: 31.

Pheretima micronaria 上平, 2013: 43. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2014a: 29. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2014b: 39. [記述のみ]

Pheretima micronaria 南谷ら, 2015: 85. [同定形質のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2015a: 41. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2015b: 51. [記述のみ]

Pheretima micronaria 上平, 2016a: 13. [記述のみ]

Amynthas micronariata 上平, 2016b: 21. [記述のみ]

Amynthas micronarius 南谷, 2017: 15. [記述のみ]

Amynthas micronarius 上平, 2017a: 59. [記述のみ] (Mar, 2017)

Amynthas micronarius 上平, 2017b: 69. [記述のみ] (Mar, 2017)

Amynthas micronarius 上平, 2020a: 2. [記述のみ]

Amynthas micronarius 上平, 2020b: 12. [記述のみ]

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