シーボルトミミズ
Megascolex sieboldi Horst, 1883: 191; Vaillant, 1889: 75.
Perichaeta sieboldii [sic] Rosa, 1891: 401, 1892a: 1.
Perichaeta sieboldi Beddard, 1891: 272, 1895: 420.
Perichaeta siboldi [sic] Michaelsen, 1892: 235.
Amyntas sieboldi Michaelsen, 1899: 4; Beddard, 1900: 635.
Pheretima sieboldi Michaelsen, 1900: 304, 1903: 99; 畑井, 1931a: 260, 1931b: 194; Hatai, 1931: 397; Gates, 1937c:331; 小林, 1941a: 260, 1941b: 513, 1942: 118; 小川, 1944: 81; 大淵・山口, 1947: 1359; 上平, 1973a: 58, 2004: 94, 2008: 32, 2012: 43, 2013: 43, 2014b: 39, 2015b: 51, 2016a: 13; Sugi & Tanaka, 1978: 163; 北・川口, 1998: 21; 中村, 1998: 26; Ishizuka, 1999a: 65; Nakamura, 1999: 63; 石塚, 2001: 101; 小岩屋, 2001: 1; 渡辺, 2002: 18; 南谷ら, 2010: 5.
Amynthas sieboldi Sims & Easton, 1972: 237, 1976: 213; 上平, 2016b: 21, 2017a: 59.
Metaphire sieboldi Easton, 1981: 59; Blakemore, 2003: 34, 2007e: 91, 2008d: 127, 2012b: 19, 2012f: 107; Blakemore & Ueshima, 2011: 63; 上平, 2016c: 1.
Pheretima setosa Cognetti, 1908: 1.
Amynthas setosus Sims & Easton, 1972: 237.
[non Metaphire sieboldi]
Perichaeta siboldii [sic] Beddard, 1892: 759 (= M. communissima Goto & Hatai, 1899)
Perichaeta sieboldii [sic] Goto & Hatai, 1898: 65 (= M. communissima Goto & Hatai, 1899).
Perichaeta sieboldi lenzi Michaelsen, 1899: 9 (= M. communissima Goto & Hatai, 1899).
Amyntas sieboldi Beddard, 1900: 635 (= M. communissima Goto & Hatai, 1899).
タイプ標本
基産地:日本(詳細な地名は無し)
タイプ標本所在地:オランダ国立自然史博物館(オランダ・ライデン)
形態
<外部形態>
全長 220–310 cm (270 mm [原記載; Vaillant, 1889]、220–310 mm [小林, 1942]、247–280 mm [畑井, 1931a]、250 mm [Gates, 1937c])、体幅 9–30 mm (30 mm [原記載]、9–15 mm [小林, 1942]、10 mm [Vaillant, 1889]、11 mm [Gates, 1937c]、14–30 mm [畑井, 1931a])、体節数 127–152 (135 [原記載; Vaillant, 1889]、127–152 [畑井, 1931b; 小林, 1942])。第一背孔は第 12/13 体節間溝。
体色は金属光沢を帯びた青色。
剛毛数は第 7 体節 27–34 本、第 20 体節 90–132 本。
受精嚢孔は 3 対で第 6/7/8/9 体節間溝で、全体幅の 1/3 程度離れる。環帯は第 14–16 体節で、背孔や剛毛を欠く。雌性孔は第 14 体節の中央に 1 個。雄性孔は陥没状で、第 18 体節に 1 対。雄性孔間剛毛は 15–21 本。性徴を欠く。
<内部形態>
隔壁は 7/8/9 と 10/11/12/13/14 は厚く、9/10 は欠く。
腸管は第 15 体節から開始する。腸盲嚢は多型状型で、第 26 または 27 体節から開始する。
受精嚢は 3 対で第 7–9 体節に存在する。受精嚢の嚢状部は西洋梨型で、導管は嚢状部の長さの約 1/3 。副嚢は著しく曲折し、主嚢とほぼ同長。卵巣は第 13 体節に、精巣は第 10–11 体節に、貯精嚢は第 11–12 体節に存在する。摂護腺は第 18 体節にあり、比較的大型。
分布
四国、九州を中心に、中国地方や紀伊半島、東海地方に広く分布する日本固有種。対馬や屋久島、種子島には分布しない。
分布東限は愛知県新城市蓬莱山であり、おそらく大井川付近までと推定されていたが(小林, 1941b)、上平(2013)によって山梨県南部の身延や南部富川でも採集された。
また、落合(1989)は、東京都高尾山周辺にも本種と考えられるものが分布しているとの情報を紹介している。今後、検証が必要である。
九州山地のほぼ全域に分布するが、熊本県北部や佐賀県でほとんど採集されず、九州における中央構造線である臼杵―八代線の南側で多くの個体が採集されることから、約30万年前から4回にわたる阿蘇山の大噴火によって火成岩台地上から一掃された可能性や(上平, 2014b)、鹿児島県の姶良、阿多、鬼界などの大カルデラを生じた火山活動や開聞岳、霧島山、桜島の新火山の噴出などの噴出物が本種を死滅させ、その後シラス台地は不適な環境であるために侵出が阻まれているため(上平, 2015b)と指摘されている。
系統地理学的研究から、約100万年前に四国東部と紀伊半島個体群が分化した後、四国東部個体群から中国地方、九州を経て四国西部に再侵入するように分布拡大をしたと考えられる (Minamiya et al., 2009)。
図:これまでに出版された文献に基づく、シーボルトミミズの分布確認地点
生息環境
暖温帯の照葉樹林に多く生息する (小林, 1942)。南日本の高地帯一般に見られるが、山麓に多く、個体数の多い地域では都市郊外の神社境内などにも生息している (小林, 1942)。宮崎県では、おもに標高100-700mの、アカガシーシラカシ群団とされる常緑広葉樹林域に普通に出現する (上平, 2004)。京都大学芦生研究林や、徳島県剣山などブナ林でも採集されているが (小林, 1941a; 南谷ら, 2010b)、個体数は極めて少ない。
上平 (2016c) は本種の分布に及ぼす土壌型の影響について検討し、黄褐色森林土や赤黄色土では採集されるものの、灰色低地土での出現率はきわめて低く、黒ボク土では全く採集されなかったことを報告している。また、シラス台地でも全く採集されていない(上平, 2015b, 2016c)。
生態
生活史は、他の地表性のミミズとは異なり、足かけ2年の生活環を持つ(Sugi & Tanaka, 1978)。秋までにある程度成長した幼体が谷底に集まって越冬する(Sugi & Tanaka, 1978)。翌春、再度山の斜面に広く分散し、春から夏にかけて成体となり、交尾・産卵して晩夏にはほとんどの成体が死亡する(Sugi & Tanaka, 1978)。ふ化時期は不明であるが、夏に産卵されたものが翌春にふ化すると考えられている。このため、ある年には幼体のみが、翌年には亜成体〜成体のみが観察される周期的な生活史を持つと考えられている(Sugi & Tanaka, 1978)。なお、和歌山県では、5〜7月には 5 g 以下の個体が観察されていないが、10〜11月には 5g 以下の個体が出現し、また 10-15 g の個体が最も多かった (渡辺, 1974)。
なお、和歌山県白浜では、高密度区では現存量が 134 g/m2 (8 個体) に達したと報告されている (渡辺, 1974)。糞のサイズは長さ 3-5 mm、幅 2-3 mm (渡辺, 1974)。1日に、個体重の約 1/10 の糞を排出する (渡辺, 1974)。
捕食者として、ヤツワクガビル(南紀生物同好会, 1979)があげられる。
備考
江戸時代に長崎県出島でオランダ商館医として勤務したPhilipp Franz Balthasar von Sieboldにより、他の動植物の標本と共に本種の標本もオランダに発送された。Horstにより命名された際に、収集者にちなんで献名された。初めて学術的に記載された日本産ミミズ3種のうちの1種である。
記載後、五島・畑井らの広範な努力にもかかわらず本種は全く採集されず、一方で受精嚢孔の開口位置が異なるフツウミミズ Metaphire communissima ばかり採集されたため、同定に疑義が呈された (Goto & Hatai, 1898)。このため、Horst (1898) により本種の標本が再検討され、やはりフツウミミズとは形態学的に異なることが示された。なお、Beddard (1893) がシーボルトミミズとして報告したものは、体長や体節数が小さく、受精嚢孔の位置を記述していないものの、フツウミミズである可能性が高い。記載から50年後の1930年に、旧制高知高等学校の蒲原稔治教授が高知県沖ノ島で採集した 3 個体を東北帝国大学理学部の畑井新喜司教授に送り、日本の研究者によって本種の存在が再確認された (Hatai, 1931; 畑井, 1931b)。
Cognetti (1908) は、大英博物館から借りた標本を用いて Pheretima setosa を記載したが、Easton (1981) により本種のシノニムとされた。
なお、本種のタイプ産地は「日本」とのみ記述されているが、長崎県本土では出現率が高いこと、長崎市周辺でも採集されたため、シーボルトミミズが滞在していた当時の長崎県出島付近で採集されたのではないかと、上平 (2016a) は推測している。
畑井 (1931a) は和名を「シーボルドミミズ」とし、その後この名称を複数の研究者が用いている (畑井, 1931b; 小林, 1941a, 1942; 大淵・山口, 1947)。但し、ドイツ人であるシーボルトの名前は、ドイツでもオランダでもシーボルトであるため、「シーボルトミミズ」が適切であろう。近年ではシーボルトミミズを用いることが一般的(例えば、小川, 1944; 渡辺, 1974, 2002)。また、中村 (1998) はシイボルトミミズとしている。
九州、四国、中国地方では山ミミズ (畑井, 1931)、四国や九州ではカンタロウ (たじま, 1992; 渡辺, 2003) またはカンタロミミズ (落合, 1989)、愛媛県伊方町ではドバミミズ (南谷, 現地聞き取り調査より)、九州ではヤマミミズ・ヤマヘビ (たじま, 1992; 渡辺, 2003) またはカンタロウ (南谷, 宮崎県での聞き取り調査より)、紀伊半島ではカブラタ(南紀生物同好会, 1979)、カブラッチョ (渡辺, 2003)、 奈良県吉野宮滝あたりではカミサンミミズ (落合, 1989) 、和歌山県那智勝浦ではカブラタ、カブラタイ、カルバタ(丹羽, 1986)と呼ばれる。また、三重県鈴鹿郡(現:鈴鹿市・亀山市)ではアオミミズ、オーミミズ、ヤマノミミズ、ヤマミミズ(鈴鹿の国方言研究会, 2017)と呼ばれている。
なお、本種と思われるものが山梨県内船(現、南巨摩郡南部町)におり、ガベラと呼ばれている (落合, 1989)。
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